本年度、７０周年準備委員会の委員長を行うにあたって、重大な責任を背負うとともに、楽しみな気持ちも大いに抱いています。なぜなら私は現在２７歳であり、若くしてこの重要なポストを担うことができ、大変貴重な経験ができるからです。

　２４歳で公益社団法人高知青年会議所に入会し、はじめは右も左もわからない上に、現在ほど魅力を感じることができませんでした。ですが、次第に諸先輩方に当青年会議所の事のみならず仕事の面など様々な事を教わり、事業や定例会などを通して時間を共有していく中で、理事というものに興味が沸き２０２１年は初理事を経験し、本年度は委員長の職を預かる運びとなりました。７０周年準備委員会では、過去前例のない程に盛大に、そして品格のある７０周年事業を構築したいと考えております。７０周年を盛大に行うことで、対外へ青年会議所活動を発信することができ、当会議所に興味を持ってもらえるきっかけになりその後会員数増加へと繋がると思います。更には、シニアメンバーの方々にも「今の高知市青年会議所だったら是非従業員を入会させたい」と思っていただけるような事業を開催します。現在の当会議所を作り上げてきた諸先輩方への感謝、報告、各地青年会議所や他団体への１０年間の当会議所の歩みを発信することも周年事業を行う目的の一つです。当然ながら以前の周年事業を参考にするのですが、１０年経てば社会は大きく変わり、当会議所の状態も１０年前とは異なります。

　ここ数年の間でも新型コロナウィルスの影響で周年事業の縮小や中止を余儀なくされた青年会議所もあると聞いております。ですが、私自身当会議所の節目の年の準備を任せて頂いた以上、妥協は一切するつもりはありません。できない理由を探すのではなく、いかにして形にできるかを常に念頭に置き、どれだけ大規模な事業であろうと、必ず体現できるよう完璧に準備します。しかしながら、記念式典、記念事業、懇親会と規模感から考えても私ひとりの力だけで事業を構築させ成功することは不可能です。当委員会、及び当会議所が一丸となり、同じ志を持って進むことで初めて成功させることができると考えます。７０周年準備期間、そして７０周年を走り切り無事迎えることができた暁には、その後の青年会議所活動が在籍メンバーにとって更に有意義なものになるはずです。周年を通して新しい出会いがあり、仕事ではなく青年会議所活動で共に汗をかき、時間を共有することで、本当の人間関係が築くことができるからです。昨年度、私は前述したことを強烈に実感しました。

　そして、遠い未来ではありますが、私は８０周年の年もまだ現役メンバーとして在籍しております。前述の通り１０年という時間は大変長いですが、この７０周年を未来永劫語り継がれるような年にさせ、次の１０年後の当会議所の発展に繋がるよう努めます。

　併せて、本年度、７０周年の準備と並行してブロック大会も受け持つということで、規模は異なりますが、７０周年の準備と同じくらい気合を入れて臨む所存でございます。黒瀬理事長の所信にもある、「主管益」「地域益」「参加者益」の三つの「益」の根幹で重要視すると挙げている「地域益」という部分でも当会議所から高知市に貢献できるようなブロック大会を必ず作り上げます。当会議所が一丸となるのは勿論、各地青年会議所のメンバーとの繋がりを強化することで７０周年事業の成功へ向け、更なる相乗効果を大いに期待できると考えております。当会議所で目指す目標同様、高知県下でも「お前が言うなら協力するよ」と力を貸していただけるような人へ成長します。出向経験は全く無いですが、経験したことのない事に挑戦してこそ得られるものも大きいと思います。７０周年準備と同様、やるからには本気で取り組み、必ず成功させます。